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独立して7年目になります。
申告後の所得を倍増させないと無理と言われて、
妻も働いておらず、半ばあきらめていました。
40歳・自営業・年収260万(4人ご家族)
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当時、妻と小学生の子供2人で賃貸暮らしをしておりました。
自営の土木関係の仕事もまずまず順調で借りている賃貸アパートも築浅でこれと言った不満があったわけではありませんが、ある出来事がきっかけで家を建てることになりました。
歩いて行ける距離で同じように賃貸暮らしをしていた妻の兄弟が突如家を建てるというニュースが飛び込んで来たのです。
うちと同じ小学校に通う甥っ子もいるので建築場所も同じ学区内、こうなると妻も私もなんだか落ち着かなくなってしまい、どちらからともなく「うちも家買おうか!」ということになってしまったのです。
まず最初に頭に浮かんだのが「住宅ローン」でした。自営なので出来るだけ税金が安くなるように頑張って申告をしております。近所の不動産屋に相談したら案の定「申告後の所得を倍増させないと無理」とのこと。 今まで家を買おうとしなかったのは、そのことをなんとなく理解していたからでもあるのですが、実際に聞かされると凹みました。
妻も仕事をしていない時期だったので収入を増やすには来期以降の申告を変えていくしか
ないのか?何年かかるんだ? 半ば諦めかけた頃、妻がネットで見つけた不動産屋に相談に行ってみようと言い出しました。「センチュリー21 住宅セレクション」という会社でホームページを覗くと、この会社でローンを組んだ人達のエピソードが沢山載っていて、少し希望が沸いて来ました。
予約を入れて相談に訪ねると、テレビCMで見たことある黄色いジャケットを来た担当さんが話を聞いてくれました。 先日の不動産屋と違う点はとにかく色々細かいことまで聞いてくる点でした。私の出身地や実家のこと、親のことなどなど・・・正直「それ必要?」とも思いました。
ですがこれはちゃんと意味があったんだとわかりました。田舎の実家に母が一人で暮らしていて年金と仕事の収入がありました。 担当者さんは「お母さまに協力していただきましょう」と言うのです。「お母さまにご協力頂ければ、フラット35の親子ローンで希望額まで借りることができる・・・可能性がある」とのことでした。 細かいことは忘れましたが母は別に引っ越しするわけでもなく母の年収を100%足せるという説明だったと思います。
家に戻って早速母に連絡をして事情を説明すると「ここに住んでていいなら構わない」との返事。そこからの説明は担当者さんが直接してくれて親子ローンにチャレンジすることになったのです。
これは後で母から聞いたのですが、連帯してローンを組む以上審査には同じように色々な書類が必要で特に年金と仕事とどちらもあったので、頻繁に電話をもらって何とか揃えた感じだったと。間に私が入るとややこしいので直接指南してくれていたようです。
ローンの事前承認が取れると、土地探しと家のプラン造りに移りました。学区限定だったのでほぼ1択みたいな感じでしたが希望エリアで見つけてくれて、家の間取りは妻が主導権を握りおそらく人生でこの先は無いであろう注文住宅を手に入れることが出来ました。
母が住んでいるのは、かなりの遠方(近畿地方)だったので、出来るだけこちらに来なくてもいいように段取りしてくれたようですが、母も妙にはりきって手続きをしてくれて、ローンの契約時には担当者さんに地元の特産品など手土産を持参してくれました。
「いいお母さまですね・・」担当の方がボソッと言ってくれたことがありました。考えてみれば何十年振りかに母と何度も話して、何かを一緒にやったような気がします。
最初の相談の時に担当者さんが「親御さんに頼むとか無理って感じかと思いますが、親御さんは意外と協力してくれるパターンが多いですよ。幾つになってもお子さんの世話を焼いたり、役に立ったりできるのは親御さんにとっても嬉しいことなんだと思いますよ」と言っていたことを思い出しました。
家を持てたことはもちろんですが、ともすると疎遠になりがちな遠方の母との関係も造り直してもらったような気分です。もちろん転居後は何度も母に泊りにきてもらってます。住宅セレクションさんのお陰で色んなことが好転しましたよ!
ありがとうございました。